知ることが良いことなのか悪いことなのか、そんな大げさなことまで思ってしまうほど驚きました(苦笑)。
以前ほかのページに書いたことですが、「Windows Phone大好き!」 ということで約2年ではありますが、ずっとスマホは Windows Phone を使ってきました。
ちょっとした Windows Phone のアプリを作ったりして遊んでいて、ふと 「Android(アンドロイド)って (UIや操作性など) どんな感じなんだろう?」 と思ったわけです 。
年末からさんざん散財しているので資金的に限界があるのですが、その中でもなんとか見つけた1台が今回手に入れたアンドロイド機です。
Acer <Liquid Z530>
定価が25,000円くらい。 今回は22,000円程度で購入できました。 去年の10月発売なのでこんなもんでしょう。
Windows Phone との 違いに愕然とする その1 アプリの充実
そりゃもう分かっていました。 そして Windows Phone でガマンしていたアプリをこれでもかってくらいに Google Playstore からダウンロード&インストールしまくりました!
うぉおぉぉぉ~、便利! やっぱりアプリの充実は正義! って思っちゃいました。 とにかく使ってみたかったアプリが全部そろってる&最新版。 ちなみに自分が入れてみたアプリを簡単に列挙してみると
- Amazon Music
- Dropbox
- Evernote
- Firefox
- Google Chrome, Maps, Youtube は すでにインストール済み
- Kindle
- MSN マネー (MSNアプリは基本的に全部Playストアにある)
- Outlook
- Radiko
- Twitter 公式クライアント
- Y!ファイナンス
- 2ch Mate
- みおダイアル (iij の MVNO 利用中です)
こんな感じです。 このアプリ(の中のMS製以外のモノ)のほとんどが Windows Phone では利用できないアプリです。 Twitterはバージョンの古いものはあるんだけど、やっぱりLatestバージョンはとてもいい。
正直 Windows Phone の立場からするとつらい!
Windows PhoneにはGoogleのアプリは無いのに、AndroidにはMicrosoftのアプリが揃ってる、というのも不思議ですよね。
どのアプリも軽快に動く。 なんかひそかに思ってたんですよね。 「Windows Phoneのアプリの起動ってちょっと待たされるよな」と。 基本的に Windows Phone って アプリのアイコンをクリックする、スプラッシュスクリーンが表示される(数秒)、アプリが起動完了して使えるようになる。 って感じです。
で、今回の Z530 でアプリを起動してみると。 アプリアイコンをクリック、スっと画面が切り替わったと思ったらもうアプリが使える状態になってる。 なんかその、今まで Windows Phone に抱いてきた気持ちが全部崩れ落ちたような気分です、今。
Windows Phone との 違いに愕然とする その2 OSもよく出来ている
アンドロイド初心者なのでトンチンカンなことを言ってる部分もあるかもしれませんがご容赦ください。
完全シャットダウンからの起動も30秒ほど、これはWindows Phoneや iOS ともあまり変わらないと思います。
そして、アプリがバックグラウンドに全くない状態からの起動が速い! これも実はひそかに感じていた 「Windows Phone の スクロールって若干カクつくよな」 という部分がアンドロイドには無い、スムーズ。
これはAcerのスマホについてるだけなのかよく分からないけど、フローティングアプリってのがあって、これを使うと一般のアプリを使いながら、その画面に重ねる形で計算機や地図などを表示出来て、細かいところも行き届いているなぁ、と感心しました。
ホントにOS全体を見回しても操作感とか細かいところまでの作りこみが良く出来ているのです。
ちょっとした偵察のつもりが、完全に Android派 になってしまいそうです。 Windows Phone とはなんだったんだろうか? と本当に今 心の中に大きな疑問符が浮かんでいます。
Windows Phone との 違いに愕然とする その3 フリック入力もサクサク、環境もよく出来てる!
自分は スマホの文字入力は、「ツイッターの入力は必ずフリック入力で!」という試練を自分に課し、結果としてかなり速く入力できるようになりました。 もちろんキーボードが一番ラクだけど。
そこでまたアンドロイドとWindows Phoneの違いを見せつけられることになろうとはっ!
これは Windows 10 Mobile の環境がダメなだけだとは思うんだけど、フリック入力(それなりに高速)になってくると、操作にWindows Phoneがついてこれなくなります(汗)。 これは入力上でかなりストレスになっちゃうんです。
ついてこれなくなるってどうなっちゃうかと言うと、「あ行」の入力では「あ」がひょうじされたまま他の「い」「う」「え」「お」が表示されずに結果として「あ」が入力されたことになってしまいます。 もちろん入力スピードを緩める、いったん休んであげると大丈夫なんですが、キー入力でスマホに気を使うって...。
そしてアンドロイドの場合、フリック入力のキーボードの位置や大きさをカスタマイズできるんですね(感動)。 自分は右利きで手が小さめなので、キーの位置を右よりに、そしてサイズは小さめにすることで、画面の右下のほうで操作できるのは便利です。
こんな感じ。
違いに愕然とする その4 とにかくダメな 10 Mobile
上の 「その2」 の続きになっちゃいます。
今、自分が使ってるメインの Windows Phone は OS が Windows 10 Mobile です。 実はコレ、一応 Insider Preview という開発段階のいわばベータ版。 ということで、正式版のLollipopと比較するのは酷なのかもしれません。
でも本当にこの 10 Mobile がビミョーな OS に仕上がっているんです(汗)。
これの1つ前のOSは Windows Phone 8.1 という、「デスクトップPCの世界で例えると Windows 7 みたいな安定感と高パフォーマンスなOS」 になっています (いや、今Androidを見たその目ではこの表現も大げさかもしれない)。
これが Windows 10 Mobile になると、見た目こそ洗練されたなと思うんだけど、中身が???なんです。 アプリの起動がちょっと遅い、挙動がおかしいアプリがある(これはたぶん内部のプログラム変更の影響で同じ命令に対する反応が変わってしまったのかな)、最近でこそ安定してきたもののバッテリー消費も早い。
なにかこう社内で統制がとれていないのでは?と思ってしまったり...(汗)。
そもそも Microsoft は モバイル環境を自前でやっていく気があるのかが疑問
なんかもう”グチ”を言ってるだけになってきちゃったな。
一応2年ほどとはいえ、その間ずっと WindowsPhoneを使って (現在3台所有)、Microsoftやその周辺の情報サイトを見て回って感じることがあります。
Microsoftは本当は Windows Phone をやめたいんじゃないか?ということ。
そう思う理由の1つが
「Microsoft製アプリの 他OSへの展開」 です。
Android機を使っていてMicrosoftのアプリを使いたいときは、気軽にGoogleストアで検索すれば出てきて、ダウンロードすれば使えます、便利。 海外のWindowsPhone関連サイトの掲示板でも話題になってましたが、「久しぶりにアンドロイド使ってみたらMicrosoftのアプリが揃ってて、Outlookの使い心地なんかはこっちのほうが優れてるんだけどどういうこと?」と。
実は機能的にもアンドロイドやiOS向けのほうが優れているのは事実のようです。 自社向けアプリの質を落としてあるというのは 「スマホの本体は他社に移ってください」 というメッセージとしか思えません。
「コルタナ(cortana)を他OSへ移植」という話題もありましたね。 とにかくMicrosoftとしてはアプリを使ってくれればハードはどれでも良い、という戦略のようだし、Windows Phoneには本腰を入れていないように思えます。
と、アンドロイド機を1つ買って数日使ってみただけでこの感想を書けるくらいまで Windows Phone に対する恨み言みたいな気持ちが芽生えてしまいました。 本当に恐ろしい...。
Windows Phone、OSとしては周回遅れ、それも1周どころじゃない遅れがある気がしてしまいます。 これを使う一瞬前までは Windows Phone サイコー! って思ってたんだけど。
ということで、
Acer Liquid Z530 は、若干バッテリー消費スピードが速いかな?と思うけどとてもいい感じのスマホです。 おすすめです!
たぶんバッテリーの消費が速いのは、はまだ使い始めだからかもしれません。